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同居人の秋の展示会。

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今年は同居人がツーソンのTemple Galleryで10月19日から11月の27日まで
写真の展示会をします。先週のTucsonWeekly の秋のアートフェアのお知らせの所で
彼の写真が一面を飾っていて、びっくり致しました。

今回の写真展は毎年、ツーソンで行われる
All Souls Procession(オール・ソウルズ・プロセッション、直訳で「全ての魂の行進」)の
写真をツーソンに引っ越してきて以来彼が撮り続けていて、
その作品の展示ということになります。

All Souls Procession(オール・ソウルズ・プロセッション、直訳で「全ての魂の行進」)とは、
1990年から毎年11月にアリゾナ州ツーソン市で行われているイベントであります。

イベントは大体11月の第一土曜日及び日曜日に祝われていますが、
人が一番注目するのはイベントで最も盛大な「行進」で
今年の第23回目の「行進」は11月4日に行われる予定です。

ツーソン市で行われている祝祭の中でも盛大に祝われているものの一つで、
「Day of the Dead(デイ・オブ・ザ・デッド、死者の日)」と呼ばれる、
日本のお盆のような日を祝う祝祭です。

ちなみに、この「Day of the Dead」は基本的にラテンアメリカ諸国で祝われている祝日の一つで、近年になって同地域出身者達によって北米やカナダなどでも祝われ始めた日であります。

なお、このAll Souls Processionは「Day of the Dead」を祝う祝祭としては
北米の中でも最も大きい物の一つとされています。

最初にこのAll Souls Processionが始まったのは
スーザン・ジョンソンと言うアーティストが、彼女の父親の死を切っ掛けに
他のアーティスト達を集めて始めたものだそうです。

現在、All Souls Processionを纏めているのは
Many Mouths One Stomach (メニー・マウス・ワン・ストマック、ホームページは:manymouths.org)と言うNPO、もとい非営利団体で、
今や2万人もの人間が参加しています。

現在のAll Souls Processionでは、
参加者達は様々な仮装をして文字通りツーソン市内の決まったルートを「行進」します。
骸骨のような格好をする者もいれば、バグパイプ片手に行進する者もいて、
最近では、日本の「大太鼓」のグループもこの「行進」に参加しています。
(ちなみに数年前、私に浴衣を着てこのグループの盆踊りで参加しました 笑)

上記の通り一応「Day of the Dead」をメインに祝うものですが、
色んな文化が入り乱れていて結構フリーダムな所もあったりします。

今、この展示会に向けて、同居人は
仕事の合間に夜な夜な作品を額縁に入れる最終的な仕上げ作業を続けていて、
その作業を少しだけ私もお手伝いしたりしてます。

トイカメラで撮った彼の写真は独特の世界観があって幻想的でとても美しくてワクワク致します。

ふっふふ、身内だからというのではなくて、彼の写真の一番のファンであります。
写真自体のクオリティの高さも勿論ですが、
作品を作り上げていく彼の真摯なコツコツと努力を重ねる姿に良い影響を受けて、
私自身もものつくりに対して妥協せずに少しずつ自分自身のスキルアップをしていくこと、
継続は力なりというこということの大事さを教えてもらいました。


もし、この期間中にアリゾナ、ツーソンにいらっしゃる事があれば、
Toshi UeshinaのAll Souls Processionの写真展示会を
Temple Galleryにて、ご覧になっていただけたら、幸いです。
by lorem | 2012-08-28 23:55 | アートArt

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